紀行写真集



福山街道 8
知内町~木古内町・新道


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津軽海峡、知内

津軽海峡に面した知内(しりうち)町方面を見た写真だ。

右端の岬は、蛇ノ鼻岬で、尖山(361m)、丸山(665m)、
そして岩部岳(794m)、大千軒岳(1072m)の見えるところである。

岬の手前には、北海道電力の知内火力発電所の煙突が見えた。

正面の薄く見える島影は、本土の津軽半島・高野崎である。



津軽海峡、下北半島

木古内町・新道の海岸から見た津軽海峡だ。

正面の島影は、本土の下北半島、大間崎である。

津軽海峡は穏やかな感じであるが、
写真右(西側)より左(東、太平洋側)に向かって
対馬海流から分岐した津軽暖流(津軽海流とも)が流れている。



木古内、みそぎ浜

木古内町の北西の外れにあるみそぎ浜。
佐女川(さめがわ)神社の鳥居と展望台のあるところだ。

佐女川神社は、木古内駅北側の海岸段丘の上にある。

松前藩の河野加賀守源景広により、
佐女川(当時の鮫川)の畔に武運長久を祈願して、
寛永2年(1625年)に創建された神社である。



佐女川神社鳥居

木古内みそぎ浜に建つ、佐女川神社の鳥居。

ここで、木古内町寒中みそぎ祭りが、
厳寒の毎年1月の半ばころに行われるところだ。

初日(13日)に佐女川神社で参籠奉告祭を行い、
4名の行修者が本祭の朝まで籠り、
「オマニシクギダ」の勇壮な太鼓の響きに合わせ、
冷水(真水)を浴びる「水ごり」修業をする。

3日目(15日)に、ここのみそぎ浜で、
4名の行修者が、それぞれ白い装束に包まれた
4体の御神体(別当、稲荷、山の神、弁財天)を抱いたまま
海で沐浴(海水みそぎ)を行う。

そして、佐女川神社に戻り、
無事に御神体の浄め終えたことを報告して祭りは終了となる。

豊作豊漁を祈願する祭りで、
天保2年(1831年)から180年以上も続いている神事である。



佐女川神社由来碑

みそぎ浜に建立されている、佐女川神社の由来碑。

佐女川神社の由来と、
みそぎ事始め等が詳しく紹介されてあった。


(知内町 木古内町 新道)
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