美 ヶ 原
Mt.Utsukusigahara 2034m

美ヶ原高原
  中山道(国道17号線)の上田から、松本街道(国道143号線)に入った。今と違い、酷い道であった。狭く、砂利道ですれ違いもままならぬ急坂とヘアピンカーブの連続であった。それでも、一度行ってみたかった。美ヶ原と言う名前に惹かれて、11月の終わりの連休を利用して出かけたときの写真である。 
  松本より浅間温泉、美鈴湖(湖面標高1000m、人造湖)を経由して美ヶ原の最高峰、王ヶ塔(2034m)の直ぐ下まで一気に車で登った。ここは、車で頂上まで行くことが出来るのである。
  主峰の王ヶ塔は、TVや無線中継塔が林立した愛嬌の無い山である。しかし、名前に違わず見晴らしは素晴らしかった。特に、美ヶ原の松本側に突き出した王ヶ鼻の鉄平石の積み重なった岩峰からの北アルプスは見事であった。     
  美ヶ原は、標高2000mの高さに広がる広大な高原で、東西約5kmに及んでいる。霧ヶ峰と同様、安山岩からなる火山台地である。道路もこの美ヶ原から、今はビーナスラインで霧ヶ峰に繋がっているが、我々の行ったときは、美鈴湖経由の林道だけであった。
  王ヶ塔からゆるい坂を下っていくと、広い牧場となり、美ヶ原の核心部と成っていく。放牧地として柵で囲まれているため、あまり気分の良い散策路では無いが、景色は素晴らしかった。塩クレ場(放牧牛に塩をやる所)を経て、美しの塔まで行ってみた。    
  美しの塔に刻まれた、詩人尾崎喜八の「登りついて不意に開けた眼前の光景に・・」の詩は、まさしく実感であった。
  季節的には、一番中途半端な時であった。まだ雪は積もっていなかったが、紅葉はとっくの昔に終わったと言う感じであった。従って、観光客は殆どいなかった。  


ルート

上田〜松本
〜美ヶ原〜王ヶ鼻
〜王ヶ塔〜美しの塔


歩行 3時間

駐車場・休憩所
 

美ヶ原 無料
7011/0110







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