愛鷹山・越前岳
Mt.Echizendake 1504m


十里木高原
  朝7時の登山開始。越前岳と富士は雲の中であった。朝靄の中を、電波塔まで登ったところで振り返った写真である。十里木高原の広さが手に取るように見える。それにしても、富士山麓はゴルフ場が多い。このゴルフ場も、右上のゴルフ場も、かつてプレーしたことがある。プレーしている時は、富士が正面にあり、気持ちよいプレーが出来たものであるが、こうやって山道を歩く様になると、どうも違和感が出てくる。環境破壊と言う言葉を思い出す。
頂上より駿河湾
  登山口より2時間少しで、頂上に着く。途中は、リョウブ、オオカメノキ、ヤマボウシの雑木林の中の急登である。裾野市から来たという中年の人で、もう300回以上も登っている人と途中同行する。今日も背中にアマチュア無線のアンテナを担いでいる。山頂より電波を飛ばしているとの事。山へ登ると、こういう人に良く会う。
  富士よりの大裾野の先が、駿河湾に注ぎ込んでいる様が良くわかる。それにしても、富士の裾野はスケールが大きい。
山頂よりの富士
  越前岳(1504m)は愛鷹山系の最高峰である。雲間から富士が顔を出した瞬間である。ここからの富士は驚くほど間近に見える。頂上の観測ドームも、はっきり見えた。
  昼食には早かったので、このまま隣の呼子岳に向かう。かなりの急坂を下っていき、少し登り返すと呼子岳である。ここからの展望もすばらしい。
呼子岳より鋸岳
  鋸岳(1296m)は、愛鷹山で一番の難所である。この尾根道は岩が脆く、浮き石が多く危険とのこと。今回はここで再度、越前岳に引き返した。
  頂上で、昼食を取る。汗をかいたので、冷えたビールが旨かった。魔法瓶に氷を詰めていき、缶ビールを注ぎ込んで、軽くシェイクし、ビールを冷やし、コップに注ぐ。これは、ワインでも旨い。すっかり山歩きの定番となっている。
富士見台より
  頂上で知り合った中年の美人女性は沼津で小料理屋を経営しているとのこと。今日も、店の客を引率しての登山という。客を連れているとのことで何かと世話を焼いていたが、途中で一人グループを離れて、富士見台で写真を撮っていた。ここからの展望は、昔の五十銭紙幣の図柄にもなった所で、十里木高原を足下にし、見事な構図となっている。学生時代は山岳部に入っていたとのこと。あちこちの山の写真を、店に飾っているとのことであった。


ルート

 東名高速 裾野インター〜十里木高原 

登山口〜電波中継塔〜馬ノ背
〜越前岳〜呼子岳
〜越前岳〜富士見台

歩行合計 5時30分

駐車場
登山口 20台位 無料
トイレあり

休憩所
無し


9909/0012







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