富士山・御庭
Mt.Fuji 3776m、Oniwa 2428m


中央高速よりの富士
  東京より中央高速を走り、大月ジャンクションを左に折れ、河口湖へ向かうと、程なく目の前に大きく富士が見えてくる。目の前を遮っていた、杓子山(しゃくしやま、1598m)が左後方に流れ、遮るものがなくなるからだ。天気の良い日は、頂上から裾野までが総て見える所でもある。
  今回は、河口湖から富士スバルラインを富士5合目(小御岳)まで登った。目標は、5合目の御庭(おにわ、2428m)である。
大沢駐車場付近
  標高2000m付近よりの富士山頂である。山頂は目前と言う感じで、見晴らしの良い所である。下をみると、本栖湖が眼前に見下ろせるところでもある。
  富士スバルラインは、この後何回も登ったが、今回の写真は最初に出かけたときのものだ。河口湖から富士山の北面をアカマツ林から広葉樹林帯、針葉樹林帯を順番に抜け、そして森林限界地点の5合目、小御岳(こみたけ、2400m)までの約30kmの快適な有料道路となっている。
本栖湖
  三方が山に囲まれ、右手前(東端)が本栖集落、そして青木ヶ原へと繋がっている様が手に取るようにわかるところでもある。左手には、雄大な南アルプスが広がっている(写真左下)。
  本栖湖は、湖の周囲がキャンプ場になっており、車でぐるっと一周できるところである。夏場のシーズンは嫌になるほど混雑するが、湖畔よりの湖面と富士の調和が素晴らしいところで、紙幣の図柄にもなっっている。 
南アルプス
  富士山よりの雪を被った南アルプスである。手前の山は毛無山(1946m)、雨ヶ岳(1772m)、そして湖畔に流れ込むようになっているのが竜ヶ岳(1485m)である。
  南アルプスは、その後テントを担いで、仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳に登ったことがある。向こうからも天気が良ければ、この富士がよく見えるはずであるが、天気が悪く、生憎富士は見えなかった。中央アルプスの宝剣岳からは、本の一瞬であったが富士が見えた。
御庭より山頂
  富士は、日本一の標高と単独峰の為、いろいろな場所より見え、また目標になる山である。そのコニーデ形(成層火山)の美しさと併せ、まさしく日本を代表する山である。その性か、日本あちこちに富士見台と称する地名がある他、○○富士の名を付けた地名も多い。
  御庭は、富士の5合目にあたり、丁度森林限界地にあり、自然の「庭園」となっている。スバルラインの終点、富士5合目小御岳駐車場から徒歩50分の整備された遊歩道ができている。  
  ここから富士山頂は、それこそ目の前に見える。富士の頂上も感動的であるが、この大スロープも見事である。もちろん日本一の成層火山と呼ばれるだけのことはある(因みに第2位は、鳥海山である)。
  この5合目から頂上までの平均傾きは28度で、裾野の500m以下では3度となっている。直径や約39kmの円錐形である。これだけの大きさで、形の良い独立峰は世界でも珍しい。現在、世界遺産への登録が検討されているところである。



ルート

中央高速 河口湖〜富士スバルライン

大沢駐車場〜御庭入口
〜御庭遊歩道〜五合目小御岳


歩行 2時間

駐車場・休憩所

大沢駐車場、奥庭入口駐車場
五合目小御岳駐車場 無料

富士スバルラインは、冬季閉鎖
また、夏期は一般車通行禁止
麓より、バスかタクシー利用となる


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