紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 658
青森市・浅虫温泉2



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青森市浅虫

浅虫温泉中心街

青森鉄道と街道の上に架かる跨線橋ゆうやけ橋より、
やや左側の浅虫温泉中心街の写真である。

写真中央のホテル萩乃が昨夜宿泊したところだ。



浅虫温泉駅前足湯

青い森鉄道の浅虫温泉駅前広場にある足湯である。

浅虫温泉街には、足湯が三つあり、ここはその一つだ。
誰でも、無料で使用できる足湯である。



浅虫温泉駅前通り

駅前通りを進むと、右側に南部屋旅館がある。
こちらは昭和25年開業と比較的新しい温泉旅館である。

街道左側の、南部伝統のみつかけ串もちが旨そうである。
「菊屋 お餅の店」と染め抜かれた暖簾が入口に架かっていた。

岩手県北部から青森県南部にかけて、昔から食べられてきた串もちは、
小麦粉に水を加え、一度茹でてから、味噌をつけ炉端で焼き上げるのが特徴とか。

また、浅虫温泉名物のくじら(久慈良)餅も販売しているようだ。
こちらは津軽米を製粉して、漉し餡、砂糖を混ぜ合わせて作った蒸し菓子だ。

久慈良餅は、「いく久しく慈しまれる良い餅」の意味とか。



辰巳館本館

浅虫川を渡ると、浅虫字山下と変わる。

写真は辰巳館の本館で、この海側には鉄筋の新館ができている。
電柱には、左「柳の湯」と書かれてある。

この前を左に入ったところに、
かつて津軽藩直轄の東本陣であった旅館柳の湯がある。


竹久夢二文学碑
  竹久夢二が、浅虫温泉の仙波館に投宿していた。文通していた津軽少女と逢うためにやってきたという。
  当時女学生であった北畠八穂が友人と、投宿していた夢二とここであったとか。

  「浅虫の 海の渚に しらじらと
   茶碗のかけら ひかる初秋
   いにしへの 津軽少女の  
   まなざしに あおみるひとの
   こころ かなしも
     〜夢二 五月の旅より」

と刻まれてあった。 

上記の北畠八穂は、青森県出身の作家で、
名著「日本百名山」で知られた作家深田久弥と結婚している。
ここで、あの深田久弥の名前が出てくるとは、正直驚いた。

また、夢二の恋人であった津軽少女は、後に小湊に嫁入りしたとのことだ。
浅虫海岸には竹久夢二の上記詩が刻まれた詩碑が建っている。


(青森市 浅虫 蛍谷 山下)
1206/1407)

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