紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 298

栗原・築館薬師台〜76築館宿


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栗原


築館薬師堂(薬師瑠璃殿)

築館薬師山双林寺境内にある薬師堂である。
杉薬師とも呼ばれ、文化3年(1806年)に建立された瑠璃光殿(薬師瑠璃殿)だ。
本尊の木造薬師如来坐像は最澄の作と言われ、国の重要文化財に指定されている。

なお、天平宝字4年(760年)創建の天台宗延暦寺の末寺、医導山興福寺が前身で、
天正19年(1591年)再興され、曹洞宗の医王山双林寺となっている。

縁日には、江戸時代から続いている瓦市(たがいち)が開かれている。



76築館宿

薬師山から北にある、旧奥州街道76番目の宿場・築館宿を俯瞰した写真である。

築館は、栗原郡の中心の旧町だ。
町名の由来は、室町時代に豪族大場氏が館を築いたことによる。

文化年間(1804〜1818年)の家数は200軒ほどであった。
江戸期は代官所が置かれ、本陣は元築館郵便局のあったところだ。
(現在の郵便局は移転している)



築館市街

薬師山から下り、築館市街に入る。
この辺がかつて宿場の中心であったのであろうか、何軒かの旧家が目に付いた。

築館は宿場の他、一迫川(いちはさまがわ)流域の農産物の集散地としても
賑わったところである。



(宮城県栗原市築館薬師台、薬師)
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