紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 526
一戸町・一戸宿〜一戸蒔前
Hitosh
一戸宿 |
一戸宿の中心部である一戸本町の県道274号線から右折すると、 旧街道の宿場らしい堀が残されている道となった。 |
実相寺 |
街道右手にある実相寺(じっそうじ)で、 左側の白い建物は一戸町立一戸保育所である。 入口の右側には「南無阿弥陀仏」と刻まれた古い6字名号塔が建っている。 入口左側の左の石塔は文政10年(1827年)の庚申塔だ。 同右側の石塔には、「不許五辛酥□入門」と刻まれてあった。 □は、門構えに又の字であるが読めなかった。 「閔(びん、みん)」とすると、病気になった者となる。 五辛(ごしん)は、辛味や臭気の強い5種の野菜で、 大乗仏教では、大蒜(にんにく)、韮、葱、ラッキョウ、野蒜をさす。 酥(そ)は、牛や羊の乳を濃く煮詰めた飲料のこと。 これらを食したものは入門スベカラズとのことのようだ 実相寺は、もともとは武家の菩提寺であったようだ。 一戸城の北側を護る様に、この実相寺と広全寺が並ぶように建っている。 広全寺は、小説「忍ぶ川」の作家三浦哲郎の家の菩提寺とのことで、 氏の葬儀がこの寺で行なわれた。 馬淵川の岩瀬橋の袂には、氏の文学碑が建てられている。 |
実相寺公孫樹 実相寺境内にある公孫樹だ。雄株でありながら、小枝の一部に雌花が付き、毎年葡萄房のような実を結ぶ珍しい公孫樹ということで、国の天然記念物に指定されている。 樹齢約290年、樹高25m、目通り周囲3.3mの公孫樹である。 |
一戸宿出口 |
実相寺の前の道を通り北へ向かう。 写真は、一戸宿の出口付近の登り坂で、ゆるい枡形となっているところだ。 |
一戸蒔前、一戸高校 |
一戸宿を抜けると、左側に一戸高校があり、 旧街道は、その右側を通っている。 一戸高校の住所は、一戸町一戸字本町から一戸字蒔前となる。 |
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