紀行写真集


甲州道中 ぶらり徒歩の旅 41

調布市〜府中市・白糸台



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調布市


瑠璃光寺薬師堂行人塚

飛田給薬師堂境内にある行人塚。
松前意仙の入定塚(にゅうじょうづか)だ。

伊仙は、元仙台藩士であったが、
出家して諸国を回り、この地に庵を結んだ。

自ら石造の薬師如来像を彫り、大願成就の後、
薬師像の傍に穴を掘り、中に入って鉦を叩きながらお経を唱え、
そのまま、元禄15年(1702年)に入定したと伝えられている。

意仙の死後、村人たちによって塚が築かれた。



府中市

府中市境

ここから、調布市から府中宿のある府中市に入る。

この手前右側に、Jリーグや陸上競技で馴染みの
調布飛行場跡地を利用した味の素スタジアムのあるところだ。

府中市は、東京都のほぼ中央に位置し、
昭和29年に府中町と多摩村、西府村が合併して府中市となった。

府中は律令時代に武蔵国の国府が置かれたことから、府中と呼ばれるようになった。
中世には鎌倉街道が町の中を通り、江戸時代は甲州街道の宿駅として栄えた。



白糸台、村内安全常夜灯

府中市白糸台の常夜灯。

村内安全と正面に刻まれ、
サイドには諏訪大明神、秋葉大権現、稲荷大明神と刻まれてある。

嘉永6年(1850年)に建立されたものである。

なお、白糸台は、旧多摩郡多摩村のあったところである。



白糸台家並み

府中市白糸台の家並みである。

白糸台3丁目は元下染屋集落のあったところだ。
染屋は、鎌倉時代に染殿があった場所とされている。



金剛寺観音院

甲州街道右側、府中市白糸台3丁目にある神明山金剛寺観音院。
かつては染屋村にあったため、染谷観音として、今も親しまれている。

寛永8年(1631年)に深大寺第54世良明法印の法弟、
良雲和尚によって開山された。
当時は、深大寺の隠居寺として、高僧が住職をしていた。

門前に多くの石仏が集めらてあった。
左端の石塔は馬頭観世音である。


(東京都調布市 飛田給、府中市 白糸台)
0909/1608

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