紀行写真集


甲州道中 ぶらり徒歩の旅 47

府中市・大国魂神社



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府中市


大国魂神社拝殿

祭神は大国魂大神で、武蔵国の鎮守として創建され、
大化の改新(645年)の時、
府中に国府が置かれると武蔵総社となった。

この時、武蔵国内の6つの神社(一之宮〜六之宮)である、
小野、小河、氷川、秩父、金讃、杉山神社が合祀され、
「六所宮」とも呼ばれていた。

その後、鎌倉幕府を始め、北条、足利氏等古くより武家の間での崇敬が篤く、
江戸時代には500石という武蔵国最大級の朱印地を有する大社となった。

現在の大国魂神社は、明治18年に改称されたものだ。
拝殿(写真)は、その時に改築されている。

社殿は、家康の命で大久保長安により
寛文7年(1667年)に再建されたもので、
東京都の有形文化財に指定されている。



水神社

大国魂神社の境内にある水神社(みずじんじゃ)。

創立年代は不詳であるが、
社殿は嘉永2年(1849年)に建てられた。



大国魂神社鼓楼

大国魂神社鼓楼。

時刻や緊急事態を知らせるため、太鼓を置いた。
寺の鐘楼に対し、神社で太鼓を置くから「鼓楼」と呼ばれた。

正保3年(1646年)に火災で消失したものを、
嘉永7年(1854年)に再建したものだ。



大国魂神社、武蔵国府跡碑

大国魂神社の境内に、国史跡・武蔵国府跡碑がある。

武蔵国府は、武蔵野台地上に広がり、
その中心が武蔵国総社「大国魂神社」にあった。



府中市碑

府中市碑には、「古きをたずね 新しきを知る」と刻まれてある。
左の黒い石碑には府中小唄

「武蔵府中は自慢じゃないがヨ 
萱やすすきの中じゃない 
あれは府中の六社さま 
松は憂いもの杉ばかり」

と刻まれてあった。
なお、府中小唄は作詞野口雨情で、作曲は中山晋平である。

0909/1610

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