紀行写真集
甲州道中 ぶらり徒歩の旅 31
上北沢〜上高井戸
Hitosh
世田谷
上北沢駅前 |
鎌倉街道追分を過ぎると、杉並区下高井戸から世田谷区上北沢に変わる。 昔の、武蔵国荏原郡上北沢村である。 この辺は区の境界が入組んでいてややこしいところだ。 写真は街道左側の京王線上北沢駅前商店街である。 上北沢駅は大正2年に開業している。 |
杉並 上高井戸 |
京王線八幡山駅口を過ぎると、今度は杉並区の上高井戸となる。 甲州道中2番目の宿場・高井戸宿の上宿・上高井戸である。 前述のように、下高井戸と合宿となっている宿場であった。 前方に見える交差点は環状8号線(環八)である。 |
民家 都心から離れ、この辺までくると街道筋に古民家が散見されるようになる。高速道路から離れ、高いビルが少なくなり、空が広くなった感じである。 |
上高井戸分岐 |
環八の交差点を過ぎると、甲州道中はやっと現甲州街道(国道20号線)から離れ、 左側の狭い道となる。 旧街道がそのまま残されているところである。 |
長泉寺 街道左側に長泉寺がある。慶安元年(1648年)、世田谷の鳥山にあった通称「お伊勢の森」に開創したが、2年後に火災で全焼し、ここに移ったとのこと。 寺の墓地には、上高井戸の本陣であった武蔵屋(並木氏)の墓がある。 また境内では4月に「長泉寺の馬駆」、8月には「長泉寺の相撲」が行われていたが、いずれも明治の末頃には廃絶となってしまった。 |
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