紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 602
十和田市・稲生町〜稲生川
Hitosh
フラワー・ホース |
十和田市現代美術館にある大きな「フラワー・ホース」。 作者は、韓国のチェ・ジョンファとのこと。 官庁街通り(別名駒街道)に縁の深い「馬」をモチーフにした高さ5.5mの彫刻だ。 堂々とした体躯とカラフルな色彩は、十和田市の未来の繁栄を象徴しているとか。 |
三本木稲荷神社 |
旧街道に復帰すると、左側に三本木稲荷神社がある。 安政2年(1855年)から、盛岡藩士新渡戸傳によって開拓が行なわれ、 安政6年(1859年)に上水工事が終わった。 新たに三本木集落の開村にあたり、 もとの集落の産土神であった千歳村稲荷大明神を現在地に勧請したのが始まり。 現在の社殿は、昭和41年に再建されたもの。 境内社として、馬と蚕の守護神である駒形大神を祭った駒形神社もある。 |
十和田市俯瞰 |
街道を少し戻り、予約してあったホテルルートイン十和田にチェクインする。 最近は不精になり、ホテルで食事を済ますことが多くなった。 写真は、ホテルの部屋より、旧三本木市街を南西方向を俯瞰したものだ。 写真中央を左から右奥に向かっている道が、旧国道4号線(旧奥州街道)である。 まさに原野の中に、計画化された街が出来た感じである。 |
稲生橋 |
翌朝、ホテルで食事を済ませ、7:30に出発。 昨日の快晴とは一転して、雨の中の街道歩きとなった。 写真は稲生川に架かる稲生川橋である。 |
稲生川下流 |
稲生橋より、稲生川の下流側を見た写真である。 稲生川は、三本木(現十和田市)開拓の祖、新渡戸傳が 不毛の原野であった三本木原台地に、 奥入瀬川から取水し造った人工の河川だ。 この写真の左手に十和田観光電鉄の十和田市駅があった。 開業は大正11年で、当時は三本木駅であった。 三戸とここを結ぶ鉄道で、平成24年4月に廃止となったばかりで、 その跡地を利用して、今は十和田元町ショッピングセンターとなっている。 当初の街道歩きの計画では、この十和田市駅より電車で八戸に向かい、 そこから東北新幹線で帰宅する予定であった。 しかし、廃線となり、仕方なくここ十和田市に宿泊し、翌日、 七戸十和田駅まで歩き、東北新幹線で帰宅することに予定変更したところである。 |
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