紀行写真集


旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 59

鏡石町笠石〜JR鏡石駅口



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鏡石町

明治天皇駐輦碑
  左手の江戸時代の庄屋宅庭先に「明治天皇御駐輦(ちゅうれん)之所」碑があった。明治9年6月14日と彫られてあるので、第1回目の東北巡幸の時に、ここで休憩されたようだ。
  石碑の書体は「元帥伯爵東郷平八郎謹書」と彫られてあった。


36笠石宿中心部

奥州街道36番目の宿場・笠石宿の中心部である。
往時の面影は無いが、街道沿いに間口の広い家並みが続いていた。

笠石は、慶長年間(1956〜1614年)に森宿、行方野、細谷、笠石新田の4村が、
この地に移って1村になったと伝えられている。



笠地蔵

笠石宿を抜けると、旧街道左側に笠地蔵尊(板碑)がある。
笠石宿の地名の由来となった地蔵尊である。

白河風土記に「笠石の碑」と記録されているという。
現存の板碑は明暦2年(1656年)に建立されたもので、
笠があることから笠地蔵尊と呼ばれるようになったようだ。

境内の枝垂桜は、樹齢180年とのこと。
この地蔵尊の隣家の飼い犬のけたたましい吼え声は常軌を逸していた。

石仏群
  笠地蔵の近くに、多数の石仏が集められていた。写真はその中の馬頭観世音と常夜灯である。


JR鏡石駅口

JR東北本線鏡石駅の入口である。鏡石駅は明治44年に開業している古い駅だ。

写真左端は、鏡石第一小学校である。
創立135年(明治7年創立)と言うから歴史がある。

また、右端の店は「寄せがため、小貫のこだわりもめん」と書かれた看板を掲げていた。
寄せ豆腐(おぼろ豆腐)、木綿豆腐を扱う豆腐屋であろうか。


(福島県岩瀬郡鏡石町笠石、中町、中央)
0910/0912

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