紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 147

福島・瀬上宿〜摺上川




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福島


瀬上雷神社

瀬上から飯坂温泉を結ぶ県道155戦に沿って右側にある雷(いかずち)神社だ。
由緒は不明であるが、やはり雨乞いの神、火雷命を祀っているのであろう。
余計なことであるが、雷は「神鳴り」からきている。

この雷神社の前の道は瀬上から飯坂温泉を結ぶ街道で、
現在の飯坂瀬上線(県道155号線)だ。

飯坂温泉は摺上(すりかみ)川の上流にある温泉地だ。
この飯坂温泉と、秋保温泉、鳴子温泉を奥州三名湯と呼ぶ。



瀬上旧家

街道に面した旧家。瀬上宿には、今でもこのような家が残されている。
写真は、看板からすると米屋のようだ。


瀬上宿出口枡形
  瀬上宿の出口にある荒町枡形跡だ。摺上川に近いところで、もともとは荒地であったところであり、そこに出来た新しい町・新町が転訛したのであろう。


伊達

幸橋/摺上川

荒町の枡形を抜けると、摺上川に架かる幸橋に出る。
長かった福島市とも別れ伊達市に入る。

伊達市は、平成18年に伊達郡の伊達町、梁川町、保原町、霊山町、月館町が
合併して出来たばかりの市である。

以前からある北海道の伊達市と全くの同名市で、
広島県と東京都にある府中市と同じ例となってしまった。



摺上川上流

摺上(すりかみ)川の上流側である。正面の鉄橋はJR東北本瀬だ。
雪を被った吾妻連峰が遠くに見える。

摺上山(997m)を源流とする川で、福島市と伊達市の境界を流れ、
阿武隈川に合流している。

上流には摺上ダム(茂庭っ湖)が出来ており、
またこの川沿いに80軒ほどの温泉旅館がある飯坂温泉は
歴史が古く、古今和歌集にも詠まれている。



(福島県福島市瀬上町荒町、伊達市川原町))
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歩行略図
福島・信夫山〜52瀬上宿〜JR伊達駅口



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