紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 164

国見・大木戸〜高城




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国見


旧街道/大木戸

大木戸小学校を過ぎると、正面に山が迫ってきた。
この先の山裾が貝田宿のあるところである。

この辺は山と阿武隈川に挟まれた狭隘の地域で、現在でも東北道、JR東北本線、
国道四号線、旧奥州街道等が厚樫山山麓を並行して走っているところだ。

街道の天然の大木戸と言う感じで、「大木戸」の字名が付いたのであろうか。
ここは、まだ伊達藩ではないが「伊達の大木戸」とも呼ばれていた。

松尾芭蕉が「奥の細道」で、「路縦横に踏んで伊達の大木戸を越す」と記録している。



大木戸・原町集落

街道は大字大木戸字原町の集落に入る。

左の立派な屋敷門を構えた旧家は、
門柱に半田屋と書かれた木製の立派な表札が架かっていた。



阿武隈高地遠望

旧街道から右側を見た写真だ。
視界が気持ちよく開けている。

背後の山は阿武隈高地で、中央が霊山(825m)である。



旧街道/高城

正面に国道4号線との交差点が見えてきた。

旧街道はここから国道4号線の反対の山側の道となる。
写真右手に入る道には、「町史蹟、岩淵遺跡1km」と書かれた白い標識があった。

国道4号線交差点
  ここで、旧道は国道4号線の下を潜り、反対側に出る。
  いよいよ福島県最北端で、奥州街道45番目の宿場貝田宿となる。


(福島県国見町大木戸、高城)
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歩行略図
JR桑折駅〜54藤田宿〜55貝田宿



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