紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 224

仙台・名取川〜JR太子堂駅口



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仙台市太白区

名取川下流/名取橋
  中田宿を抜けると、名取川に架かる名取橋を渡る。上の写真は下流側を見た写真だ。前方に見える橋は、国道4号線の仙台バイパスに架かる名取大橋だ。  

名取川は仙台市太白区西部にある奥羽山脈神岳(かむろだけ、1356m)を源流とする川で、
この先で広瀬川と合流し仙台湾に流入している。

河口付近で貞山運河とつながっている。
河口の閖上(ゆりあげ)漁港は、中世以来の歴史を持つ港町である。

  


旧笊川上流

名取川を渡ると、次は旧笊川(ざるかわ)に架かる南部橋を渡る。
写真前方を横切っている高架は東北新幹線で、その手前が東北本線だ。

笊川は、仙台市太白区の地名のもととなった太白山(320m)の北麓を源流とする川である。
丘陵部の水に依存する笊川は、降雨の有無による水量の変動が大きく、
降れば降っただけ流れ、すぐに涸れてしまうので、川名が「ざるがわ」となった。
古くは座留川と書かれていたようだ。

現在の新笊川は、この上流で名取川に合流している。
また、この笊川下流部は元は低湿地帯で、
弥生時代から水田が開かれていたところである(富沢遺跡)。



旧家/諏訪町

旧笊川を渡ると、諏訪町に入る。
諏訪町の右側(東側)の地名は郡山で、かつての仙台郡郡山官が(かんが)があったところだ。

写真は、街道沿いにある大きな屋敷門の旧家である。

太子堂駅口
  前方にJR東北本線太子堂駅の標識が見えてきた。ここで左折し、JR東北本線の反対側へ向かう。この辺は大規模な工事が行われ、旧道の道筋は完全に失われている。
  太子堂駅は、平成19年に開業したばかりの新しい駅だ。今は無いが、付近にあった祠・太子堂が地名になっており、そのまま駅名となっている。


(宮城県仙台市太白区諏訪町、太子堂)
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