紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 258

富谷町・富谷宿2


Hitosh



富谷町

内ヶ崎酒造店正門
  街道左側に大きな杉玉を吊るした内ヶ崎酒造店正面がある。
  旧領主黒川家の家臣であった内ヶ崎家は本陣を務めた家である。内ヶ崎酒造店は、二代目作右衛門が寛文元年(1661年)に創業した。
  左の紺の幟には「宮城の地酒 鳳陽」とある。  


富谷宿旧家

富谷宿旧家(阿部家)である。

富谷宿には今でも、このような旧家が散見される。


内ヶ崎作三郎生誕の地
  街道右側にある内ヶ崎三郎生誕の地。
  内ヶ崎作三郎は、本陣を務めた内ヶ崎家の分家で、四代目作太郎の長男として明治9年に生まれた。
  東京帝国大学を卒業した後、オックスフォード大学へ留学、帰国し早稲田大学の大隈重信より懇請され、早稲田大学の教授となった。
  大正13年に政界に転じ衆議院議員を務めている。


富ヶ岡公園

宿場の頭注で、急に右側が開けたところだ。
案内板によると、この先の丘陵地に明治24年に開園した富ヶ岡公園がある。

かつての茶畑のあったところだ。
今は地形を利用して、松、桜、楓が植えられている。
公園からは泉ヶ岳(1172m)や栗駒山(1627m)が望めるという。



富谷宿店蔵

街道左側にある「冨谷宿」と看板を掲げた店蔵。
富谷宿の資料展示と、ふるさと物産店である。

天保14年(1843年)創業の「佐忠」が明治時代に建てた店蔵が利用されている。
店の右手に南部藩や松前藩、田村藩等の木製の宿札が並べてあった。


(宮城県富谷町富谷字町)
1005/1102

写真が一部表示されない場合は、「ページの更新」(F5キー)、又は「画像の追加」(右クリック)を行うと表示されます


前へ 目次 次へ


歩行略図
富谷町熊谷〜富谷宿〜志戸田



街道写真紀行


悠々人の日本写真紀行

TOP 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh


inserted by FC2 system