紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 313
栗原・金成宿上町〜中町
Hitosh
金成正教会 日本では珍しいロシア正教・金成ハリストス正教会で昭和9年に建てられたもの。函館ハリストス正教会の設計者である河村伊蔵の最後の作品であった。 |
金成出身の酒井篤礼(とくれい)は、函館で医業を営んでいる時に、友人の沢辺琢磨とともに、 ロシアの宣教師より日本人として始めての洗礼を受ける。 明治2年に金成に戻り、ハリスト正教の布教を開始するが捕捉され2年間獄舎に入る。 その後、東京でニコライに師事し、再び金成に戻り、仮会堂を建て布教活動を始める。 しかし人々の迫害を受け、明治12年に仮会堂は破壊されてしまう。 その後古い民家を買い取り教会を建設、信者の数も124名を数えるようになった。 酒井篤礼は、生涯を医業とハリスト正教の伝道に捧げ、明治14年、46歳で盛岡で 永眠している。 |
金成宿中町 |
金成上町から中町に入る。 金成の案内板と、金成中町のバス停のあるところだ。 前方に小高い山(丘陵)が見えてきた。 これから向かう有壁宿との境界で、峠の頂上付近は牧場となっているところである。 |
金成案内板 |
JAの前に設置されている金成案内板。 「奥州の歴史とロマンにふれるみち」の案内板だ。 廃線となったくりはら田園鉄道が未だ描かれてあった。 |
けやき会館 金成郵便局の裏にある金成総合支所けやき会館で、昭和61年に開館した。ミニコンサートのできる大ホールや、会議室、研修室などが備えられている。 ここは、かつて金成代官所があったところで、入口に明治天皇御駐輦所跡碑が建っていた。 |
金成大ケヤキ |
けやき会館の前にある大欅。 栗原市の天然記念物に指定されている巨木だ。 |
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