紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 362

奥州市・水沢区真城

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奥州市・水沢区


水沢区真城

国道4号線に合流すると、東京より463kmの道路標識があった。
毎度の事ながら、この標識を見ると、励みになる。
ここまで463km、よくも無事に歩いてきたもんだと・・・

左側の高台にあるのは真城寺である。



真城寺参道
  真城寺の急な階段である。霧が薄くなり、薄日が射してきた。
 
真城寺参道
  真城寺の観音様は胆沢三十三観音零場の第23番札所となっている。現国道を見守るように建てられてあった。


哈川神社

街道左側にある、哈川神社。
これは「はせんじんじゃ」と読むそうだ。

市内真城雷神に住む今野養市氏が、昭和49年に独力で建立したものだ。
地元の管野正夫を顕彰し慰霊しようと、江刺にあった三宝神社を遷座したようだ。

菅野正夫は、当時のベストセラーであった「土と戦ふ」の著者で、
自分の満蒙開拓青少年義勇軍での経験を綴ったものだ。

今野養市氏は、やはり満蒙開拓青少年義勇団の一員で、
哈川で菅野正夫と一緒であった。

神社拝殿の隣接して、真新しい顕彰碑「菅野正男君之碑」が建っていた。



稲荷神社

街道左側にある稲荷神社。

日本全国で約6万社を超えると言われる稲荷神を祀る稲荷神社は、各地にあるが、
ここの対の石造狐は見事であった。

江戸時代になると、「江戸に多いものは火事と喧嘩に加えて、伊勢屋、稲荷に、犬もくそ」
とまでいわれたぐらい、稲荷神社は多かったようだ。


(岩手県奥州市水沢区真城字上野、雷神)
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