紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 423
花巻市・石鳥谷町〜紫波町・犬淵
Hitosh
好地村、犬淵村境塚 |
菊池数馬墓碑のある緑地の左前方に境塚が残されている。 江戸時代の好地村と犬淵村の境界で、また稗貫郡と紫波郡の郡界でもあった。 境界に沿って、北上川から現在のJR東北本線の間に9基の塚が築かれてあった。 現存するのはここを含めて3基のみである。 周囲が10〜13m、高さが0.5〜1mとのことだ。 |
紫波町境 |
街道に復帰すると、目の前が現在の花巻市石戸鳥町と紫波郡紫波町(しわちょう)の境である。 ここから、紫波町・犬淵に入る。 この先で、国道4号線に合流している道である。 なお、紫波町は、昭和30年に日詰町と水分、石舘、志和、赤石、彦部、 佐比内、赤沢、長岡の8村が合併して出来た町である。 |
犬淵 |
国道4号線に合流すると、所々に松が植えられてあった。 この右側には犬淵工業団地(紫波町犬淵字南谷地)のあるところである。 |
滝名川、下流 |
北上川支流の滝名川に架かる滝名川橋より下流を見た写真である。 正面の山並は北上山地である。 最高峰の早池峰山(1914m)は鶏阿頭山(1445m)等の前衛山の背後となっている。 滝名川は須賀倉山(941m)の南麓を源流とする川で、 途中大規模な灌漑用山王海ダムが築かれている。 このダムで出来た湖は「平安の湖」と呼ばれている。 また、このダムから志和稲荷神社の滝名川渓流は、山桜、紅葉の名所となっている。 |
揚水紀念碑 滝名川を渡ると、左側の民家の庭先に揚水紀年碑があった。「昭和元年、□□耕地組合」と刻まれ、何故か記念碑ではなく紀年碑となっていた。 山王海ダムが出来るまでは、この辺は水不足で水争いが絶えなかったようだ。それに関連した石碑であろうか、説明文は無かった。 |
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