紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 475
盛岡市玉山区寺林〜岩手町境


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玉山区


永井橋

街道は盛岡市玉山区巻堀から寺林地区に入る。

写真は、北上川に架かる永井橋だ。
この写真の右手に小さな小屋でできた寺林水位観測所がある。

左前方の山は、平らな山頂が特徴の送仙山(472m)である。
この山の北西部には、奈良時代後期の浮島古墳群(円墳)があるところだ。



一字一石一禮供養塔

永井橋の袂にある、一字一石禮供養塔(写真手前左側)で、
「大乗経典全部、一字一石一禮供養」と刻まれてあった。

北東北地方は、しばしば凶作や飢饉に見舞われている。
特に江戸時代の元禄、宝暦、天明、天保年間における大飢饉の際には、
夥しい餓死・病死者が出た。

この供養塔は、これらの大飢饉による死者を合わせ供養したものであり、
安永7年(1778年)に建立されたものだ。

基底部の土中には、
法華経典を一つの石に一字ずつ書写した小石が多数埋められている。

これらを書写・供養したのは、岩手町川口にある明円寺の
第14代住職である実秀和尚である。

背後の石塔は二つとも、「湯殿山供養」と刻まれてあった。



北上川下流

永井橋より北上川下流を見た写真である。
右手の山は岩手山(2038m)だ。



北上川上流

永井橋より北上川上流を見た写真である。

旧奥州街道は、この北上川の源流を目指すことにある。



岩手町

岩手町境

長かった盛岡市玉山区を抜け、ここから岩手町川口となる。

岩手町は昭和30年に沼宮内町、川口村、御堂村、一方井村が合併し岩手町となった。
平成24年で、総人口は14490人である。


(岩手県盛岡市玉山区寺林、岩手町川口)
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歩行略図
盛岡市玉山区・寺林〜岩手町・川口〜JR沼宮内駅



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