紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 512
一戸町小鳥谷・仁昌寺〜中屋敷
Hitosh
小鳥谷旧家、明治天皇小休所跡 |
小鳥谷の集落に入るとすぐ左側に由緒ありそうな大きな家がある。 その前の植木の所に、明治天皇小休所跡と書かれた標識が立っていた。 背後の旧家は、旧小鳥谷村の村長をされていた元庄屋の家とのことであった。 |
国道4号線合流点 |
ここで、旧奥州街道は、現国道4号線に吸収されている。 |
藤島のフジ |
国道4号線に合流してすぐ左の道に入ったところにあるのが、 写真の藤島のフジである。 このフジは、別名ノダフジとも呼ばれ、春から初夏にかけ紫色の花をつける。 もともとこのフジは、すぐ隣のカツラに纏わりついていたが、 その重みでカツラの枝が折れたため、今は鉄骨の櫓と支柱で支えられている。 樹齢数百年と言われ、高さは20m、日本一大きいフジとして知られ、 昭和13年に国の天然記念物に指定された。 当時は根回りが3.3mあったが、今は老木のため今のような状態になっている。 この地は、古くから仁昌寺の境内で、 天正19年(1591年)九戸政実が起こした闘いの際には、 秀吉軍の蒲生氏郷が、姉帯城攻略のため陣を張った場所と伝えられている。 当時、フジのあるところは、周囲三方に堀が巡り、 あたかも島のように見えたことから藤島の名がおこったようだ。 今はこの堀もなくなり、フジの根元近くには弁財天を祭る小さな祠が建てられていた。 |
観音堂 藤島のフジと同じ敷地内にある観音堂。 |
観音堂のフジ |
同じ敷地内にあるこちらのフジは、観音堂のフジである。 樹齢約150年で、平成4年に 一戸町の天然記念物に指定されている。 |
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