紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 539
二戸市福岡・中町〜長嶺
Hitosh
福岡宿・中町 |
白鳥川に架かる岩谷橋を渡ると、福岡宿の中町に入る。 この辺が、福岡宿の中心部であったようだ。 写真は、老舗の村田旅館だ。 昨夜は、日程の関係で、福岡八幡下の二戸パークホテルに泊まったが、 街道沿いのこの旅館の方が便利そうだ。 宿泊費も、2食付きで6000円とリーズナブルである。 |
善導寺 街道右側にある善導寺。文亀元年(1501年)、京都の僧が、ここに草庵を結んだのが起源とか。 街道を挟んで左側(西側)にある龍岩寺は、万治元年(1658年)開基で、相馬大作事件で知られた、相馬大作(下斗米秀之進将真)の墓があることで知られている。 |
文政4年(1821年)、南部藩士であった相馬大作が仲間と、 参勤交代で江戸から帰国途中の津軽藩主・津軽寧親を襲ったが未遂に終わった。 大作は南部藩を出奔したが、幕府に捕えられ、獄門の刑を受けた。 この相馬大作を祀る大作神社が、 前述の九戸城松ノ丸の呑香稲荷神社の隣に建っている。 戦国時代末期からの確執で、 南部藩は津軽藩を敵視していたので、地元の英雄扱いであった。 また、当時の江戸市民はこの事件を赤穂浪士の再来と騒ぎ立てた。 講談や小説・映画・漫画の題材としても採り上げられ、 この事件は「みちのく忠臣蔵」などとも呼ばれるようになった。 |
福岡宿下町 |
福岡宿下町の家並である。 中央のバス停は「下中町」と書かれてあった。 この辺が、福岡宿の出口付近であったようだ。 |
福岡・長嶺 |
福岡長嶺地区に入ると、街道右側に二戸の歴史民族資料館がある。 九戸政実が活躍した二戸は、南部藩発祥の地である。 歴史民族資料館には、歴史コーナー、民族コーナーの他、 先人コーナーで、相馬大作の遺品や、前述の田中舘愛橘等の資料が展示されている。 |
斗米駅口 |
前方に、IGR斗米駅入口の案内標識が見えてきた。 二戸市福岡を抜け、堀野・三十刈地区に入る。 今回は、ここで旧街道歩きを中断して、次の信号で左折、 いわて銀河鉄道の斗米駅に向かう。 |
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